バーチャ・プランニング1 ー ソリューション(解決策)ベースで考える

2020年4月19日

バーチャ・プランニング1 ー ソリューション(解決策)ベースで考える
バーチャ・プランニング1 ー ソリューション(解決策)ベースで考える

前回「実際に事業企画・計画を作ってみよう」は、一般的な企画の立て方について検討しました。

今回は、企画を具体的に考えてみたいと思います。
起業時の企画検討、社内での提案等に役立つようにしていきたいと思います。
前回から続きますが、企画の方法は大きく分けて、下記の方法があると思います。

1.アイディアをベースにマーケティングリサーチを行って企画の精度を高める

自分のセルフリサーチからアイディア(仮説)が既にある

2.マーケティングリサーチをベースにアイディアを考案して企画する

競合商品などのデータから、新しく企画を行う
既にあるデータからなんあらかの仮説(企画に近い物)がある

私の場合、どちらかというとドラえもん型で、これまで存在しなかったので

こんなこといいな、できたらいいな

で考えることが多かったです。なのですが、今回は1のパターンでやってみたいと思います。

ソリューション(解決策)ベースで考えてみる

企画のヒントはあらゆる所に落ちていると思います。
あったら便利だなと思う物、不便だなと思う点を改善した物、等々、いたるところに発想する種は落ちていると思います。

良くあるパターンとしては、

ソリューション(解決策)ベース

で考えることです。

世の中には、色々と不便だな、面白くないな、といったことが多くあると思います。
それを解決する方法や、解決した商品サービスを提供したら、便利になる、面白くなるのではないかと考えます。
そういった思考を常に頭の片隅においておきます。
20年前に他界した私の上司もこんなことを言っていました。

いつも頭を「アイデアモードオン」にしておかないとだめなのだ。映画を見て発想する。携帯を買って発想する。化粧品を買って発想する。服を買って発想する。銀行に行って発想する。感銘を受けた本から発想する。損をしたと思う本から発想する。新聞から発想する。発想の源は回りに転がっている。
Ken’s Home Page Thinking Path「日常こそアイデアの宝庫だ」より

私の場合、ずっとなんとかして欲しいなと思う物がありました。

それは、試験勉強です。

あるきまった一定のルール範囲の中で暗記と回答の効率性を追求して結果を競い、その結果によって人生が左右されるこのシステムが、僕は小さい頃から嫌いでした。人間を評価する手段としては、公平性という建前だけを前面に出した、一番の手抜き作業だと思います(笑)

試験勉強をするくらいなら、色々な本を読んで色々な発想をしたり、科学的、自然的な課題点、疑問点から研究したり、音楽を追究したりしたりする方が将来性もあり有意義です。試験勉強のような単純作業は、今後はAIに任せる方が良いと思います。

しかし、世の中から試験勉強がなくなることはありません。
受験勉強、資格試験、就職試験、昇級・昇格試験、生涯関わっていきます。
そして、その結果に対して、人は過大な評価をおいています。
試験勉強は今後もずっとなくならないんだろうなーという諦めから、

それなら、試験勉強をもっと楽しく、簡単にできないのか?

と思いました。

それも、

試験勉強をしているという意識すらさせない形で実現出来ないか?

一方で、勉強とゲームを組み合わせた、ゲーミフィケーションという手段が一時期流行、一部は成功して、部分的に教材に取り入れられ継続されています。
しかし、

ゲームを純粋に楽しんで試験に合格した人が増加

といった話はありません。
ここまでで、命題から、アイディア(仮説)が生まれます。

  1. 試験勉強を試験勉強をしているという意識もなく楽しめるようにできないか
  2. ゲーミフィケーションは、何故あまりうまくいっていないのか
  3. 2の課題点を解決して1を実現すれば、新しいサービスが作れないか

思い浮かんだこのアイディア(仮説)に対して、セルフリサーチを行います。

続きます→「アイディア(仮説)を思いついたら、一旦、対象母数を調べてみる」