バイク用プロテクター着けてる? コンクリで受け身をとると、バイク用プロテクターってホント必要と思う
バイク用のプロテクターを着けるのってけっこう悩みますよね。
プロテクター入りのウェアはやたらゴツゴツしていて動きにくいし、インナープロテクターを着ると、着られる服が限定されてしまうし、服の形もなんだか微妙になってしまいます。
トイレに入って用を足すのも大変だったりと、着けない人の方が多いと思います。
とはいえ、コンクリートの上で五回ほど受け身を取ったことのある五〇歳手前の私は、可能な限りプロテクターを着けてBonnnebile T120に乗っています。
受け身が得意でも、時速40キロでコンクリで転倒すれば…
私は、20代前半まで10年ほど合気道の道場に週五で通っており、投げられて受け身を取るのは結構得意。
合気道は飛び受け身と言われる、肘や手首を決められた状態で投げられ、空中で回転して受け身を取る技があります。
雨の日に自転車に乗っている際、線路で滑って顔から地面に向かって落下した時も、綺麗に空中で回転して受け身をとることができたし、最近でも、自転車の前輪が段差でロックして、頭から前に投げ出されても、自然と体が受け身をとって傷一つありませんでした。
まだ若い学生の頃、ジャイロXで二度程転倒した時は、さすがに無傷とはいきませんでした。
雨の中40キロほどで走っていて、前輪がマンホールで滑り、そのまま前のめりに転倒。
受け身を綺麗にとって、バイクも自分も大丈夫だったので、そのまま登校すると、すれ違う学生達の目が何故か自分の下半身に集中しており、ふと目線を下げると、雨で濡れているとばかり思っていたズボンの膝から下が真っ赤に染まっていました。
その後、今度は前輪が石を踏んで転んだ時も、綺麗に受け身を取ったはずが、結構な打撲と擦り傷を負っており、年をとった今、同じ様に転んだらと思うと、正直ゾッとします。
(自分の体重+バイクの重量) ✕ バイクの速度 = 運動エネルギーとなって、コンクリートやらガードレールやら車やトラックとなって、直接肉体にダメージを与えてきます。
どんなに鍛えていても、こればかりは、とても受け身なんかでは対応できないなと思ます。
また、四十も過ぎると傷の治りも遅くなるので、尾てい骨でも骨折でもしようものなら、座って仕事もできなくなってしまいます。
同級生はハンドルが胸に刺さり、肺を一つ失う
私が高校生の頃は、レーサーレプリカが大流行のバイクブームだったので、高校に入学して中型免許を取る人がけっこういました。
中学高校と一貫教育の男子校だったので、血気盛んで怖い物知らずの連中も多く、まあ、それなりに事故やらなんやらが定期的に起こっていました。
30年以上経っても忘れられないのが、同じクラスの同級生がバイクで車に突っ込み、左肺に自分のバイクのハンドルが刺さって重体となった事故でした。
一命はとりとめましたが、長い間休学を余儀なくされ、留年することがほぼ確定した上で、なんとか学校に戻ってきたその友人の胸をみんなで見せてもらった時のことは、今だ鮮明に覚えています。
バイク事故での死亡原因は頭部と胸部
教習所でも教わりましたが、バイク事故で損傷して死亡する体の部位は、頭部、胸部、腹部となっています。そして、怪我をしやすい部位となると、肘、膝、肩、腕といった四肢外傷になってくるようです。
バイク用プロテクターはこうした部位をしっかり守ってくれるように作られているので、着ているだけで格段の安心感があります。
ただ、腹部のアーマーというのはあまりみかけないですね。
バイク教習所通いは、
春夏用のコミネプロテクトメッシュウェアでスタート
テレワークの合間を縫って教習所に通うために、練習用&通学用としてAPE50を探しまくって南浦和のバイク屋さんで見つけ、エンストをしまくりながら教習所に通っていた私は、家からバイクプロテクターを着けて通っていました。
コロナ禍で、わざわざ他人の着けていた教習所貸出のプロテクターを着ける必要もないと思っていたので、これは結構便利だったし、精神衛生上も気分が良かったです。
中型免許、大型免許と教習所に通っていた期間は二ヶ月程度。
真夏だったので、プロテクター入りの長袖長ズボンの上下ウェアを着るのは嫌だなと思っていたのですが、メッシュ素材のウェアは意外と快適でした。
そして、コミネは性能が高い割に、価格が安い。他のメーカーの製品と比べても相当安いです。
バイク用に作られているウェアは、エンジンの熱などを遮断するようにつくられており、風通しもとてもよく考えて作られているので、普通の服を着て走るより快適だと思います。
このウェア自体はとても良くできており、デザイン的にもコミネマンな感じになりにくいので、今でも夏にロングツーリングに行く際は良く着ています。
背中のプロテクターはCEレベル1でちょっと頼りなかったので、亀仙人の甲羅に変更。サイズは同じなのでピッタリ入ります。
教習所卒業後は、秋冬用のコミネ プロテクト ウィンター ウェア
教習所への通学と教習中は、「コミネ(KOMINE) バイク用 プロテクトメッシュパーカー 」を着て通っていましたが、大型免許が取れたのは9月の終わり。
そろそろ秋風が吹いてくる頃だったので、秋冬用のウェアを購入。
コロナの影響で、バイクウェアもすぐに品切れになることが多く、かなり早めに購入しました。
このウェアもとても良くできていて、バイクに乗る時はとても快適。
真冬はこの下に冬用インナーを着てしまえば、寒さを感じずに走ることができます。
難点は、とても重い。しかも、冬用のウェアとプロテクターの組み合わせになるので全体的に固く、歩いたり、ご飯を食べたり、トイレで脱いで座ったりがとても快適とは言い難い…
なのですが、コストパフォーマンス的には抜群の製品なので、そこは我慢して使用していました。
プロテクターに、厚手のウェア素材、そして、ミッドレイヤーには綿入りの上下を装着してあるので、逆にこの鎧のような重厚感が安心感にもつながっていました。
慣れてくるとコミネマンから卒業したくなる。
バイク用 アーマード インナーウエア
8月末に中型免許、9月末に大型免許、そして、10月末にBonnebile T120が納車されて、コスパ的に良好なコミネウェアでツーリングにでかけていましたが、慣れてくると、もう少しデザイン性の良い格好で走ってみたいという欲がでてきます。
MA-1やカーゴパンツ等々、ボンネビルにあうスタイルを色々と試したい…
そこで、コミネのインナープロテクターを購入してみました。
胸部のプロテクターはペナペナだったので、他のプロテクトウェアに入っている胸部プロテクターと交換しています。
これだとアウターやパンツは少し大きめのものにすれば、好きなウェアを選べます。
正直ハードプロテクターのため、これを装着すると、多少動きにくくはなりますし、上に着る服も選びますが、アウターやパンツは少し大きめのものをセレクトすることで、バイクプロテクターを付けて、色々な服を楽しむことが可能です。
プロテクターを下に来て、ビッグシルエットTシャツと太めのカーゴパンツをコーディネイト。
身長180センチ、体重83キロ。ガタイは良い上のプロテクタですが、自然な感じで着こなせました。
冬用のバイク インナープロテクタ – HYDO D3O® AIRプロテクションを搭載したウォームプロテクト
コミネのインナーバイクプロテクタはメッシュタイプのため、冬場はその下にヒートテック素材のインナーウェアを着る必要があります。
下着やアウターと合わせると何枚も着ることになり、ゴワゴワしてとても快適とは程遠い…
しかも、トイレの時は脱ぐのが大変。
そこで、ヒートテック素材のインナーウェアにバイク用のプロテクタが装備されているHYDOの「D3O® AIR WARM PROTECT SHIRTS」「D3O® AIR WARM PROTECT PANTS」を購入予定。現在入荷待ちです。
こちらはプロテクター素材がイギリス製の新素材で、普段はクニャクニャの素材なのですが、衝撃を加えると硬化するという優れもの。
コミネのハードプロテクターに比べてとても動きやすく、アウターに着るウェアやパンツも、コミネのハードプロテクターより比較的自由に選ぶことができそうです。
閑話休題 – バイク用プロテクタで、アップルシードの「ガーシム」を装備しているような気分になれるw
ちょっとマニアックですが、士郎正宗の「アップルシード」でデュナンとブリアレオスが装備している、「ガーシム」というESWATのパワードスーツっぽいので、私はバイクプロテクターをつけるとちょっと気分があがります。