Web、アプリ事業企画・計画の作り方2 ー 流入数を計算しよう【2020年6月改訂】

Web、アプリ事業企画・計画の作り方2 ー 流入数を計算しよう
流入数の計算方法を解説します。

初心者向けの、Web、アプリ事業計画の作り方を解説するコーナーです。

前回「Web、アプリ事業企画・計画の作り方1 ー 自分の事業の計算式を見つけよう」からの続きになります。

今回から、Web、アプリ事業計画を立てる際に必要なシミュレーションを作るための、基本的な計算式、

流入数 × 登録率 × 購入率 × 客単価 = 売上

の”流入数”と”流入単価”の算出方法について解説します。

流入数を計算するには?

企画する事業のサイトに来る人々の数です。
サービスサイト内のページ、または、アプリ等の販売ページ(googlePlay、AppStore等)に来る人の数になります。
すべての売上の基点はこの数値から始まります。
流入数に対してかけ算を行っていくことにより、最終的な売上が算出できる形です。

流入数を発生させるには、プロモーションが必要になります。
初心者が勘違いしやすいのが、ネット上にオンラインショップ等をサイトを作れば自然と人が集まってくると考えてしまうことです。
プロモーションを行わないネット上のサービスは陸の孤島です。誰も知ることができないため、人が来ることはありません。

プロモーションとは?

プロモーションを大きく分解すると、

有料広告
電波・交通・紙面・Web

クチコミ
リアル・Web

に分かれると思います。

有料広告もそうですが、現在、リアル、Webとも、クチコミを発生させるにはやはりコストがかかります。もっとも商品性だけで拡散性の高いクチコミを誘発することも可能ですが、それにしても、きっかけとなる最初の認知を創出するためのプロモーション投資が必要です。

流入数・流入単価の計算方法

流入数を算出する計算式は下記になります。

流入数 = プロモーションへの投資額 ÷ 流入単価

以前の実施したデータや、競合他社の商品サービス等を検証することで、流入率を高い確度で推定することが可能です。
事前に計算式ので埋めたい部分をリサーチしたり、以前のデータから単価を推定することで、1流入単価を推定していきます。

(例)
プロモーション投資額

TV-CM 3,000万円
Web広告 1,000万円
合計 4,000万円

流入数

流入数 40万人

流入単価 = 4,000万円 ÷ 40万人 = 100円

1流入単価 = 100円

となります。

投資額に応じて、事業として企画する商品サービスが、どの程度の認知を得て、流入を得られるのか、事業シミュレーションに組み込むことができます。

もっと細かく、流入数が計測できる場合、更に計算式を作っていくことが可能です。

例えば、

リスティング広告の場合

投資400万円、流入数5万人の場合
400万円 ÷ 5万人 = 80円

SEO対策による自然流入

投資60万円、流入1万人の場合
60万円 ÷ 1万人 =60円

雑誌広告掲載時の増加分

投資50万円、流入増加8,000人の場合
40万円 ÷ 8,000人 = 50円

以上の様な形でより詳細に出していくことも可能です。

流入単価を知ることで、流入に必要な費用が見込める

流入単価がある程度わかれば、企画している事業の、期間毎に必要な流入数に対して、

その流入を得るために必要なプロモーション施策と各単価は幾らか?
毎月流入を得るためのプロモーション費の合計は幾らか?

を検討判断していくことが可能です。

私が入社した会社さんは、サイトを作れば、自社のネームバリュー等々で、自然と流入を得られると考えており、プロモーション費と流入数の関係について、経営陣に理解していただくのに大変苦労しました。

流入には必ず投資が必要
投資額は、各施策の特性と単価を見極めて、組合せで実施

といったことを、しっかり理解して、事業計画をシミュレーションする際の計算式に取り入れることが必要です。

良く説明に使うのですが、

Webやアプリの課金サービスは作っただけではただの箱

箱の上から流入という名の投資を行うことで、
投資費用に対しての売上が、箱の下から出てくるイメージ

を持って下さい。

投資に対して投資効率の良い売上が発生する箱
=仕組みをWebやアプリで構築する

ことが重要です。

次回は、登録率の計算方法を解説して行きたいと思います。

続きはこちら→
Web、アプリ事業企画・計画の作り方3 ー 登録率を計算しよう